朝顔咲いたよ

54歳。家族のこと、父のこと、好きなこと色々備忘録です。

窓から見える空

2021年12月17日 金曜日


朝は雨でしたが、やみました。


灰色の雲間から、

時々陽が差します。

事務所の小さな窓から見える

さらに小さな

空です。


ふと、父が入院していたときの

部屋を思い出しました。

長い長い入院だったので、

部屋を何度か変わりました。


個室でナースセンターに近い

安心のお部屋だけど

窓がなかった。


さらに、ナースセンターの近くで

窓はあったけど、小さかった。


少し元気になり、

病院の都合で四人部屋に

移動させられた。

廊下側のベッドでした。


窓は大きかった。



ある日、ベッド周りのカーテンを

開けていたら、

黙ってシャ!!といきおきよく

閉められた。


え?だれ?

と思ったら、

看護士が

『あ、いらしたんですね、

すみません』と言った。


家族がいなければ、

ものを言わない患者には、

冷たい看護士がいる。


『感染(コロナ以前のこと)が心配なので閉めておくように』

と言われた。


医師に頼んで車イスに

乗せてもらえるようになった。


病棟の外のエレベータホールに、

大きな窓があり、

桜が見えた。

喜んでいた。

出勤してきた看護士が

外から手を振ってくれた。


看護士によって対応は

まちまちだった。

上の方の階の方がよく見えるから

と、車イスを押してくれた看護士もいた。



病院は、病気を治すところ。


窓の大きさとか、

景色なんて

関係ないのかもしれない。

だけど、そんな殺風景な部屋で

寝ていたら、


時間も

天気も


季節も

わからなくなってしまう。



ああ、ふと、思い出しました。

こんな薄曇りの日は

物悲しくなって

鼻をすすってしまいます。


あっ、休憩時間が、

そろそろ終わり。

現実に戻ります!


明日は晴れますように!!


昨日の青空